明けましておめでとうございます!!
新年あけましておめでとうございます
2023年は癸卯四緑中宮の年です。
陽明学の大家である安岡正篤氏は「干支の活学」の中で、癸は「揆」を表し、また物事を「はかる」という意味があると言われています。
また官職は「揆」を表し、宰相や総理大臣を意味します。
国や会社のトップの方々が、正しい筋道に立って、大衆への理解を得ながら物事を進めていくと順調に進みますが、そうでないと大混乱を招きやすい年です。
そのような意味で、トップ層の舵取りが大変重要となります。
また四緑中宮の年なので、一度起こった庶民の不信感や混乱は簡単に収まらず長引きやすくなります。
ちなみに、政治が道筋を失って自然に起こる騒動を「一揆」と言うそうです。
コロナ渦の影響で経済状況や雇用情勢も厳しく、一生懸命仕事をしているのに、お給料が一向に上がらない状況です。その反面、物価や金利は上昇しています。
このような経済状況を考えると、一揆を起こしたい人達が大勢いて、そのようなエネルギーが爆発しても不思議ではありません。
また安岡氏は「干支の活学」の中で卯について次のように述べてます。
『卯』は「畏れ謹んでお互いに助け合って、さらに開発に従事する」という文字です。
卯という文字は本来「茆」で<しげる>であり<かや>です。
これは開拓しなければならない所を放っておくものですから、草だの萱だのいろいろの草木が生い茂る、その代表が茆です。それでかやという文字になるわけです。
卯という文字の真ん中の二本の棒、これは門柱です。古い文字を見るとわかりますが、この外側は本は内側にあったのです。
つまり扉で閉め切ってあったわけです。ところが子→丑→寅と来まして、いよいよ新しく積極的に行動、開拓、活動しなければならない。そこで今まで閉じてあった扉を開いた。
それがこの卯という字です。
以上より解釈すると今年は新しい門を開くために、お互い協力しながら未開の地を開墾していく年です。
昨年に続いて、今年も様々な分野で改革を求められますが、改革を進めていくことに土地の草木がきれいに刈り取られます。そして今まで草木で見えなかった土地全体の全容がクリアーになり、次の世界が見えてきます。
今年は卯の年の四緑中宮のため、西の六白に歳破を持ちますので経済の見通しは立ちにくい可能性が高いです。
九気的にも世界的にテロや暴動などが起こりやすいので注意が必要です。
四緑中宮の年でなのでロシアとウクライナの紛争も不安定で長引く可能性が高いです。
中国の台湾進攻も同じく気掛かりです。
また食品の物価高が進み、今年から食料が不足していく傾向も九気的に出ています。
四緑は風なので、台風などの暴風雨に要注意の年です。
飛行機や列車、船舶の事故が、四緑の年は起きやすいので同じく要注意です。
鳥インフルエンザやサル痘など、新たなパンデミックが起きる可能性も高いです。
明るい話としては、四緑木星はコミュニケーションの星です。
そのためメールやSNS通信上のやり取りを通じて信頼関係が築かれるますので、信用第一で、大いに活用されると良いです。
五黄中宮の昨年に引き続いてストレス性の高い年になるかもしれませんが、四緑は旅行や気分転換などを表しますので、上手に気分転換や休息をとれる方は開運につながりやすくなります。
四緑は風を表し、風は目に見えない存在です。
そのためスピリチュアル系の事象(神社、仏閣、瞑想、霊的な現象、占いなど)、目に見えないものに注目が集まりやすくなります。
また長年努力していたのに、なかなか日の目を見なかった方が脚光を浴びやすい年ですのでチャンスの年です。
今年は独断で物事を進めずに、周囲と相談しながら物事を進めていくと成功を収めやすくなります。
以上、少しでも少しでも世の中が明るく良い方向にいくことを祈ります!
奈良県天理市の石上神宮
布都御魂大神の一ふりの横刀(たち)の御力にあやかり、起死回生の力で平和で素晴らしい年となりまように・・