気圧と自律神経
台風15号による記録的な暴風雨が関東を直撃し、各地で大きな被害が報告されています。
被災された方々にお見舞い申し上げ、一日でも早い復興を祈念いたします。
9月は1年の中で台風の発生が一番多い季節です。
台風で気圧が下がると体調が悪くなるということはありませんか?
人間の体には1㎡当たり約10tの空気の圧力を受けており、それらの圧力を体の内から同じ圧力で押し返してバランスを保っています。
しかし、台風の時は低気圧の影響で、外から体を押す気圧が弱くなるため、体が気圧の低下を感知して脳に耳の奥にある「内耳」が膨張します。
高山の山頂や飛行機の中は気圧が低いため、ポテトチップスなどの袋がパンパンに膨らむのと同じ原理で、内耳を膨張させ、脳を通じて自律神経に伝わると、肩こり、腰痛、片頭痛、気分の落込み、だるさなど、さまざまな症状が出てきます。
低気圧の影響による対処法として、①毎日同じ時間に起床する、②適度な睡眠を取る、➂寝だめのような長時間の睡眠は避ける、④階段を使うなど、体を動かす機会を増やすことが挙げられます。
耳のストレッチもお勧めです。耳の上と下に人差し指と親指を当て、そのまま上下に折りたたんで3秒保ち、これを3回繰り返します。
また蒸しタオルで目を温めたり、肩の周りや首の後ろを軽く温めることも効果的なので是非お試しください!