ヒーリングよもやま話② 花のエネルギー②
ハワイ島での不思議な体験 〜私のヒーリングの原点〜
今から10年以上前、まだ開業する前のことです。初めてハワイ島へ行きました。
ハワイにはオアフ島にも行ったことがありませんでしたが、
豊かな自然に惹かれ、最初のハワイがハワイ島になったのです。
実は仕事の都合で新婚旅行に行けておらず、会社の先輩から
「開業したら海外旅行なんて行けないから、絶対に今行った方が良い」、
と強く勧められたこともあり、遅ればせながら新婚旅行を兼ねてハワイ島へ向かいました。
(先輩の言う通り残念ながら、いまだに海外旅行には行けていませんが…)
ハプニングだらけのスタート
飛行機の中の乾燥のせいか、ハワイ島に着いてからは喉の痛みが続き、
微熱と体の怠さが抜けませんでした。
それでも翌日の早朝から夜遅くまでの観光ツアーを既に予約しており、
早朝5時半にはバスが出発します。
ところが、朝起きてコーヒーを飲もうとした瞬間、
ティファールで沸かした熱湯を誤って手首にかけてしまい、
かなりの火傷を負ってしまいました。
みるみるうちに手首には大きな水ぶくれができ、強い痛みが走ります。
すぐにホテルのフロントへ連絡すると、係の女性がたくさんの氷と薬、
包帯を持ってきてくれました。
彼女は眉をひそめ、「大丈夫ですか? 病院に行きますか?」と心配そうに尋ねましたが、
私はつい「大丈夫です」と答えてしまい、包帯を巻いて氷袋で冷やしながら無理やり出発しました。
バスの中でもズキズキする火傷の痛みは治まらず、微熱も全く引きません。
話す気力もなく、「無理せずホテルに帰ろう」と妻に何度も言われましたが、
せっかくのチャンスなのでと、半病人のような状態で我慢して島内観光を続けました。
アカカ滝での奇跡
お昼になり、ハワイ島でも有名なアカカ滝州立公園に到着しました。
アカカ滝は全長134mの迫力ある美しい滝で、ハイキングコースが整備されています。
周辺は野生の蘭や竹林、シダが生い茂る緑豊かな熱帯雨林が広がり、
そこにいるだけで場のエネルギーが良いと直感しました。
本当に心地よい場所でした。
歩くのも億劫でしたが、アカカ滝州立公園のハイキングコースを歩いているうちに、
なぜか少しずつ体調が良くなっていくのが分かります。
火傷の痛みはほとんど変わりませんでしたが、歩くほどに深く呼吸ができるようになり、
体が軽くなってきました。
そして、緑が鮮やかな大きなシダのような植物の前で、私の足がピタリと止まりました。
(今でもなぜそこで止まったのか不思議なのですが)
何も考えずに、ひたすら手をシダに触れてジッーと佇んでいました。
2〜3分ほど経ったでしょうか。そこから勢いがついたように、みるみる体が元気になっていきます!
おかげさまで翌日からの観光も、何一つ支障なく楽しむことができました。
ヒーリングへの道のり
このような経験は、私の人生で一度もありませんでした。
まさに雷に打たれたような、衝撃的な出来事だったのです。
この出来事をきっかけに、私は自分より高いレベル(植物や花、土地や神社仏閣など)の
生命エネルギーと同調できるようになってきました。
私の潜在意識のヒーリングは、このハワイでの経験が大きな原点となっています。
ただこの同調を再現し、他の方にヒーリングを行うには
この後、数年以上の歳月を要しました。(続く)